ニュースペーパーラージヒルは、新聞を読んで数々の新しい出来事や難題などを理解して私たちの仕事に生かしていこうという思いが込められています。取り上げる題材は、地域包括ケアとお風呂の2つですが、私、ミスターフレキシブルがその時々の記事について少々語り、デベログループの商品等との関連性をご案内しています。
皆様、新聞を読んで、世の中の大きな流れを感じて日々の仕事に生かしてまいりましょう!
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がん社会を診る 働く高齢者、「知ること」カギ 中川 恵一
(前略) 総就労人口に占める65歳以上の割合をみると、すでに日本は世界でトップクラスの約12%、増加の一途です。ドイツで2%、フランスで1%程度ですから、日本の高齢者がいかに働いているかが分かります。西欧社会と違って、若い移民を受け入れてこなかったことも高齢者が働かざるを得ない理由でしょう。 高齢者の体力や知力は20年前と比べて10歳も若返っているという調査結果もあります。日本人は高齢まで働く必要があり、働くことも可能だというわけです。 しかし、がんは「遺伝子の経年劣化」と言える病気ですから、肉体的な若さとは関係なく、年齢によってそのリスクは決まります。日本人男性の場合、55歳までにがんになる確率は5%にすぎませんが、65歳までは15%、75歳では3割を超えます。 働く高齢者にがんが多発する「がん社会」が到来しています。この社会を生き抜くためのカギは、各自が「がんを知る」ことだと思います。 2019年7月24日(水)読売新聞記事より |
「70歳まで働く時代」の現実 シニアの労災 深刻に
(前略) 「実際には、すでに4割近くの人が70歳になっても働いている」と指摘するのは、ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎主席研究員です。18年の70歳の就業率は36%。平均退職年齢もここ数年上がり続け、18年には69.9歳になりました。「健康寿命が延び、まだ上昇の余地がある」と話します。 (中略) こうした中、思わぬ事態も起きています。仕事中、けがをする高齢者が増えているのです。 厚生労働者の統計によると、労働災害による死傷者のうち、60歳以上は18年に約3万3千人になりました。すべての年齢のうち、26%を占めます。10年前に比べ、約1万人増えました。「働く高齢者が増えて事故も増えている」(厚生労働省)そうです。 特に最近増えているのが「転倒」です。18年死傷災害の4分の1を転倒が占めました。関東地方の労働基準監督署に聞いてみると「昔は機械に挟まれるといった事故が多かったが、今はちょっとした転倒で、労災につながるようなけがをしてしまう」ということでした。 (以下略)
2019年7月22日(月)日本経済新聞記事より |
8月13日の盆の入りに、叔父宅へ祖父・祖母の仏壇に線香をあげにいきました。
叔父宅は私の育った地域で、水戸市の日常生活圏域では西部圏域であり、この圏域には私が10歳の頃に造成された団地があって、高齢化率28.0%(2016年10月)と、水戸市で一番高齢化が進んでいる圏域となっています。
この西部圏域は非常に空き家が多く、今回の帰りは私が30年程前にクリーニングを出していた店舗の通りを車で通ったところ、すでにそのクリーニング店はシャッターが閉まっていて、かなり前に店を閉めたような様子でした。その店の通りはいつも通る道よりもさらに空き家が増えていて、市営の住宅は全て入居していないように感じられました。
さて、2025年が近づいてまいりました。2022年、23年、24年の3ヶ年で、団塊の世代の方々が全国で約630万人いらっしゃるとのことですが、75歳以上になられるとのことです。
長寿社会、人生100年時代、大変喜ばしいことですが、要介護認定者のほとんどは75歳以上の方々で、約6割は85歳以上の高齢者です。常磐線沿線の柏市や松戸市などの団地でも、高齢者世帯が増加しているとのことです。息子さん、娘さん世代は共稼ぎが多く、子育てを考えると、1時間の通勤時間は生活をする中で大変厳しいようです。東京への通勤圏ではない水戸市では、若年世代の東京圏への流出が増えています。
そして、2025年から17年後の2042年、高齢者数は3935万人高齢化率は36.1%まで推移すると予想されており、この時高齢者数はピークを迎えるとのことです。直近の水戸市の平均年齢は45.6歳とのことです。ちょうど45歳の方は1974年生まれの方で、団塊ジュニア世代の方々ということになります。
先にふれた2042年は団塊世代・団塊ジュニア世代の方々全てが65歳以上の高齢者になる年です。
2042年まであと約23年ですが、その時水戸市の平均年齢はいくつになるのでしょうか?
私も健康に留意して、1億そうかつやくしゃかいを生きていきたいと思います。残暑厳しき折、皆様の地域でのご活躍をお祈り申し上げます。
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