ニュースペーパーラージヒルは、新聞を読んで数々の新しい出来事や難題などを理解して私たちの仕事に生かしていこうという思いが込められています。取り上げる題材は、地域包括ケアとお風呂の2つですが、私、ミスターフレキシブルがその時々の記事について少々語り、デベログループの商品等との関連性をご案内しています。
皆様、新聞を読んで、世の中の大きな流れを感じて日々の仕事に生かしてまいりましょう!
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今回のニュースペーパーラージヒル地域包括ケア”考”は、8月24日の日本経済新聞 元気の処方箋から、うがいと入浴
の効果(神奈川歯科大学大学院特任教授・医師 川嶋 朗氏)の中から入浴の効果について取り上げます。
(※以下は日本経済新聞記事より一部引用)
さて、日本人特有の習慣というと湯船につかるという入浴習慣がある。私が提唱している冷え取り入浴(38-39度の
全身浴)は副交感神経を優位にする。故安保徹先生の理論によれば副交感神経が優位になればウイルスやがんから体
を防御するリンパ球が増えるという。
日本特有の習慣はウイルス感染のみならずがん予防にもつながるのだ。
(神奈川歯科大学大学院特任教授・医師 川嶋 朗)
日本経済新聞 2024年(令和6年)8月24日(土)【元気の処方箋】 うがいと入浴の効果 |
熱い湯よりぬるめの湯が免疫力を高める
体を温めることが健康にいいのは、多くの病気が低体温による血行障害が原因になっているからです。病人の顔色が悪いのは、 結構障害が生じているからです。体温が上がれば副交感神経が優位になり、それによって血管が開いて血液の循環や消化管が 刺激され便通がよくなり、リンパ球をふやします。ですから、体を温めると健康になり、免疫力が上がってほとんどの病気は 快方に向かうのです。 肥満などのリンパ球が多すぎる人にとってもいいのです。それは発熱して代謝を上げるダイエット効果もあり、リンパ球の値 も正常になるからです。 入浴は、もっとも手軽にできる健康法と言えます。シャワーだけで済ませずに、免疫力を上げてリラックスするためにもお風 呂に入ったほうがいいのです。 ことに体調の悪い方はゆっくりと38~39度のぬるめの湯につかることです。その場合、みぞおちまでの半身浴が心臓に負担が かからず効果的です。 42度以上の熱い湯に入るのが好みの人もいます。熱い湯は、ぬるめの湯とは反対に交換神経を刺激します。気持ちが引き締ま る効果はありますが、長時間入ることができないので、免疫力を高める効果はありません。すぐに発熱して汗が出てきますが、 そのぶん体力の消耗も激しいのです。ですから、心臓も丈夫で体力のある方ならいいのですが、高齢者や病弱の人には向きませ ん。お湯につかっているのが短時間なので、体の芯まで温まらず、入浴後は湯ざめをしやすいのです。 ゆっくりとつかる体力がないような方には、足湯がお勧めです。徐々に体温を上げていくので無理がありません。15分~20 分、全身浴よりも熱めのお湯に足をつけていると、全身が温かくなり汗が流れはじめます。人によって汗が出るまでの時間 が違いますが、汗が流れはじめてから、さらにしばらくつかっていると体の芯まで温まって効果的です。一度全身を温めてか ら足湯をすれば、はじめから足湯をするよりも早く温まります。体力が弱っている人や病気の人は、試してみてください。 では温泉はどうでしょうか。温泉によって、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウムイオン、カルシウムイオン、 塩素イオン、硫酸イオン、炭酸水素イオンなどミネラル成分が含まれています。ミネラル類は皮膚からも吸収でき、ミネラル 不足を補ってくれる効果があります。 私たちの体は興奮すると酸素をたくさん消費します。そのため、たくさんの酸素を取り入れようとし、このとき血管は収縮し ます。逆に体内から酸素が奪われると、血管が拡張して血行がよくなるのです。炭酸泉に入ると、炭酸ガスが皮膚から吸収さ れ、それによって体内の酸素の比率が低下します。カルシウムが多ければ炭酸カルシウム、マグネシウムが多ければ炭酸マグ ネシウムなど、炭酸塩が含まれている温泉は炭酸ガスの小さい泡が出ています。その炭酸ガスが皮膚から吸収されて酸素比率 を下げ、血管拡張作用を発揮するのです。硫黄泉の硫酸塩も炭酸塩同様に酸素を奪って、血管を拡張させる働きがあります。 このように、温泉が普通のお風呂よりも、よく温まりリラックス効果が高いのは、体内の酸素の比率を相対的に低下させるこ とによる血管拡張作用が強いからです。温泉の効果は2~3日は持続します。病弱な方は頻繁に湯治に行ったほうが効果がある わけです。
(※下記挿画部分は文字のみ引用)
【入浴によるメリット】 入浴は38~39度の半身浴が効果的入浴して体温が上がれば副交感神経が優位になる⇩血管が開いて血液の循環や消化管が刺激されて便通がよくなる⇩リンパ球をふやす⇩ ⇩免疫力があがる リンパ球が多すぎる人は発熱による代謝上昇で正常に戻る⇩ ⇩ほとんどの病気が快方に向かう
・血管拡張作用の強い温泉はリラックス効果が◎ ・熱めのお湯に足をつける足湯は体力の負担が少ない
「免疫力が上がる生活 下がる生活」安保 徹著(PHP文庫)p.112-115より引用 |
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生活支援の側面寝具等ベッド環境の整備離床する際に、シーツ、枕カバーなどの交換が行えます。不衛生になりがちなベッド周りも清掃して、環境を整えることができます。
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身体介護の側面ご家族へのアドバイス寝たきりである利用者への清潔な下着や着衣の交換はもちろんのこと、「スキンケア」や「体位の交換」といったご家族への適切なアドバイスも。むくみや拘縮の緩和、リハビリ要素も 入浴中は温熱作用、浮力・粘性作用により関節も動きやすくなりますので、状況によりマッサージなどを行う場合もあります。 |
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