2020.02.25

☆ニュースペーパーラージヒル☆地域包括ケア”考”~地域の状況から考える~

ニュースペーパーラージヒルは、新聞を読んで数々の新しい出来事や難題などを理解して私たちの仕事に生かしていこうという思いが込められています。取り上げる題材は、地域包括ケアとお風呂の2つですが、私、ミスターフレキシブルがその時々の記事について少々語り、デベログループの商品等との関連性をご案内しています。

皆様、新聞を読んで、世の中の大きな流れを感じて日々の仕事に生かしてまいりましょう!

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先日、渋谷が、大人を意識した商業施設の開業が相次ぐ中、「若者の街」というイメージを脱却しつつある、という記事を読み、私の知る約40年前の渋谷とだいぶ変わってきていることを感じました。

私は当時、東急田園都市線の溝ノ口駅から徒歩15分のアパートに暮らしていて、駒澤大学に通っており、いつも友人と遊ぶのは渋谷でした。

その頃の渋谷は大学生の街という雰囲気で、センター街はいつも多くの若者でにぎわっていました。

そして、二子玉川のある中国料理レストランでウェイターのアルバイトをしていたのですが、お給料が入ると、渋谷のセンター街によく遊びに行ったものです。

現在でも渋谷の道玄坂の裏手に、麗郷という台湾料理店がありますが、当時はその隣に「ミウラ&サンズ」というメンズショップがあり、アメリカ製のチノパン、ボタンダウンシャツ、そしてコールハンやクラークスなどの靴が並んでいました。そして店員の皆様は格好良くポロシャツのサイズを確認するのも気後れしたものでした。

 

約40年前、1980年頃は、日本の自動車生産台数が1104万台に達し、世界一の自動車生産国として世界からさらに注目されるようになりました。

水戸でもその頃、高速道路が完成したり、街中ではテナントビルが建てられたりして、日々活力を感じることができる時代でした。

 

1985年頃と記憶していますが、祖父が近所にある神社の氏子総代をしていたのですが、帰省の時にその神社での夏祭りに行ったところ、たくさんの人がやぐらの周りで盆踊りをしていて、大変賑わっていたことを覚えています。

宮城県雄勝町の名振地区で約240年にわたって毎年1月行われてきた、県指定無形民俗文化財の奇祭「おめつき」が、担い手不足によりほとんどの行事が中止においこまれた、という記事を読みました。人口減少と高齢化が原因とのことですが、前述した夏祭りも現在は行われていないそうです。

私の育った地域は、現在空き家が目立ち、日中歩いている人を見かけることがほとんどありません。ちなみに、私の卒業した小学校の2018年度の全校生徒数は205人だったそうですが、私が在校生だった頃は330名位だったと思います。今後はさらに人口減少が進んでいくことが予想されます。

 

さて、今年の4月で介護保険制度創設20年になります。団塊の世代が全員75歳以上になる2025年は、年金や医療を含めた社会保障費の急増が見込まれています。介護については、25年度の介護給付費15.3兆円となり、必要とされる介護人材は55万人とのことです。

先に触れた祭りの開催状況等から考えても、地域の高齢化率はますます上昇していくことと思われます。

1月31日、総務省が発表した住民基本台帳に基づく2019年の人口移動報告からですが、東京圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)は、転入者が転出者を上回る転入超過が14万8783人で、前年より8915人拡大したとのことです。水戸市の20419年の東京圏への転出状況は確認しておりませんが、2017年には750人が東京圏へ転出しています。

このような中で私たちは魅力ある地域創りを進めていく必要があります。

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