2019.09.24

☆ニュースペーパーラージヒル☆ 地域包括ケア “考”~認知症の予防~

ニュースペーパーラージヒルは、新聞を読んで数々の新しい出来事や難題などを理解して私たちの仕事に生かしていこうという思いが込められています。取り上げる題材は、地域包括ケアとお風呂の2つですが、私、ミスターフレキシブルがその時々の記事について少々語り、デベログループの商品等との関連性をご案内しています。

皆様、新聞を読んで、世の中の大きな流れを感じて日々の仕事に生かしてまいりましょう!

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認知症の35%は予防可能

英UCL リビングストン教授に聞く/聴力など9要因改善で

  ―認知症のリスク要因はなんですか。

  「研究でわかった最も大きな要因は、中年期(45~65歳)の聴力低下で全体の9%を占めた。中年で耳が遠くなると、9~17年後に

   認知症になる例が増える傾向がある。次は中等教育(12~14歳)の未修了が8%にのぼる。教育を受けることで、脳を活性化して

   認知機能に気を使ったり運動をしたりして健康に気を配るからだ」

  「このほか中年での肥満、高血圧、65歳以上の高齢期での喫煙、うつ、活動量の低下、社会的な孤立、糖尿病が十分証拠がある

   リスク要因だった。これら9つの要因を改善すれば、認知症の3分の1を防ぐことができる。遺伝的な要因は7%にすぎなかった」

2017年10月9日(月)付 日本経済新聞より

厚生労働省研究班の推計によると、2012年時点の認知症高齢者は軽度者を含め462万人に上るとされていて、2025年には約700万人になると見込まれています。

アルツハイマー型認知症の根治薬については日々研究され新しい薬が登場しつつあるようですが、ジル・リビングストン教授の発表で認知症の35%は予防可能とのことです。肺活量の低下、社会的な孤立等、中年や高齢期のリスク要因を改善して生活習慣を変えることの重要性をあらためて感じました。

 

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